「ススキノでよ、暴力団やってるからよ」 宝くじ売り場で50代女性従業員を脅し、現金500円を盗んだ無職の男53歳が逮捕される 札幌市

　去年６月、札幌市中央区の宝くじ売り場で、自分は「暴力団やってるからよ」などと脅した上、現金500円を盗んだとして、53歳の男が逮捕されました。

　暴力行為法違反、窃盗の疑いで逮捕されたのは、岩見沢市稔町に住む53歳の無職の男です。
　この男は去年６月27日午後６時20分ごろ、札幌市中央区の宝くじ売り場で、50代の女性従業員を脅した上、現金500円を盗んだ疑いが持たれています。
　警察によりますと、男は、１枚100円の宝くじ１枚を購入するため、5000円札を差し出しました。
　その後、女性従業員から4900円の釣り銭を受け取る際に「お札や硬貨の種類が気に入らない」などと文句を言って、交換を迫りました。
　さらに、男は「ススキノでよ、暴力団やってるからよ」と脅し、釣り銭4900円から500円硬貨を盗んだ後、4400円を突き返しました。
　女性従業員は、500円硬貨を盗まれたことに気づかず、4900円を差し出してしまいました。
　被害に気がついた宝くじ売り場の関係者からの通報を受け、警察は、防犯カメラの映像などから男を割り出し、事件発生から１年ほどの19日午後、逮捕しました。
　取り調べに対して53歳の無職の男は「覚えていないが、やったのであればお詫びしたい」などと話しているということです。
　男は、暴力団の組員ではありませんでした。

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