【悲報】風俗業界の値崩れが加速「同じ時間働くならスーパーの方が給料が確実で稼げる」の声

　“風俗”に関しての知識がないため、詳しい人を紹介してもらうことにした。風俗嬢を中心に、カウンセリングや技術指導を行っているラブサポーター、竹田淳子だ。まずは、コロナ禍の吹き荒れる風俗業界について、こう話した。

「4、5月の緊急事態宣言の頃に比べて、8月、お客さんはだいぶ戻ってはきたけれど、二極化しています。つまり、稼げる子と稼げない子、にわかれるのです。大学の授業料が払えない、奨学金が払えないからという理由で、風俗に入ってくる子は、いわば“腰掛け”です。甘いところではありません。なんとなくやっていればお金が稼げると考えている子は、なかなかお客様がつかないのです」

　若ければ若いほどいいと思われがちの業界だが、けっしてそうではないらしい。店でトップをとっている子は、「見た目よりも心で選ばれる」と竹田。

　竹田によれば、入店1ヶ月は店側が新規入店した風俗嬢に率先してフリーや新規の客をつける。店側は、たくさんの風俗嬢を確保したいので、店のスタッフ総出で常連客に電話をかけまくって勧誘する。そうしてやってきた客に気に入られれば、次も来てもらえて、得意客になっていくはずだ、というシステムだ。

「コロナ禍では、お客様も少なく、客をバンバンつけられる状況ではなかった。そのうえ、お金が欲しいからとしかたなしに業界に入った女の子が、しかたなしに相手をするのを、お客様は感じとる。お金のことだけを考えているのでいい仕事ができないのです。すると次は来ない。

　SNSもあるので、ネットで“あの子はダメだ”と書き込まれたらもうダメ。リピーターがつかない。リピーターがつかないと女の子はしんどいのです。この業界はいつ誰が来るかわからない。どんな嗜好を持ったお客様が来るのかもわからない。

　今、風俗はデリヘル中心で店舗型が少ないので、お店が守りきれない。そのため何をされるかわからない。しかもコロナ禍で、いつ感染するかもわからない。そういうリスクと戦いながらやっているので、きちんとした意思の持ち主でなければやっていけません」