米兵が後ろから体当たり、男女５人が突き飛ばされ重軽傷。謝罪も賠償もなし

米兵が後ろから体当たり、男女５人を突き飛ばす…顔骨折の女性「謝罪・賠償もない」
2022/10/22 11:49

　神奈川県逗子市の海岸近くで今年７月、通行人の男女５人を突き飛ばすなどして重軽傷を負わせたとして、逗子署は２１日、米海軍横須賀基地に所属する男性米兵（２９）を傷害の疑いで横浜地検横須賀支部に書類送検した。

　発表によると、米兵は７月９日午後８時半頃、逗子市新宿の海岸付近で、後ろから体当たりするなどし、横浜市に住む女性（５８）の顔の骨を折るなど面識のない計５人に重軽傷を負わせた疑い。調べに対し、米兵は「走っていたら女性とぶつかってしまった」と説明したという。同署によると、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

　被害者の女性は代理人弁護士を通し「今も通院治療を受けて、事件のショックに苦しんでいる。謝罪、賠償もなく、日本の法律に従って厳重に処罰されるべきだ」とコメントした。

　米海軍横須賀基地司令部は取材に対し、「米海軍兵の不正に関するすべての申し立てについて、 真摯しんし に受け止める」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20221022-OYT1T50096/