｢あおり運転｣ドライバーの性別は96.6%が男､平均年齢は41歳､性格は短気　⇐こいつら殺処分しろよ…

注意されカチン、奪われた夫婦の命　あおり運転から身を守るには
2022/6/5 15:00

https://mainichi.jp/articles/20220605/k00/00m/040/021000c

科学警察研究所があおり運転によって行政処分を受けた人の資料を集め、分析した調査結果がある。
16～19年にあおり運転をしたとして実際に処分を受けた人118人の特徴を分析すると、114人が男性で、平均年齢は41・06歳だった。

特筆すべきは事件当時の職業で、20・3％と最も多かったのがトラック運転手などの「職業運転手」だった。
約8割に交通事故や違反の経験があり、あおり運転でトラブルを招いたことがあるのは約3割に上った。

また、自身の性格の短所について答えた63人のうち、3分の2にあたる42人が「カッとしやすい・短気」と自己分析した。

被害者に対する認識で最も多かったのは「相手にあおられた・けんかを売られた・威嚇された」の86人。
次いで「相手に対し、怒り・憤慨・激高やイライラなどの感情を持った」が83人だった。

処分を受ける行為のきっかけは「相手車両が車線変更してきた・追い抜かれた」や「自車の前を走行していた」が多数を占めた。

科警研は「自身の運転技術に自信があるような運転者が、周囲の運転者に煩わしさなどを感じ、攻撃的行動をとりやすくなる可能性が示唆された」と考察している。

◆2種類のパターン

あおり運転に詳しい九州大大学院の志堂寺和則教授（交通心理学）は、あおり運転には2種類のパターンが存在すると説明する。

一つは、自分の車を使って目の前の車などをどけようと考える「道具型」。早く先に進みたいという考えからあおり運転をしてしまうというものだ。

もう一つが「衝動型」で、目の前の出来事に自身の感情を抑えられなくなり、怒りの原因となった対象を追いかけてしまう。
きっかけは「自身の車の前に出てきた」ケースが多いといい、科警研の調査結果とも符号する。

運転手が感情の高ぶりを抑えきれずにあおり運転をしてしまうのはなぜなのか。志堂寺教授は「車同士でコミュニケーションの手段がないこと」を指摘する。

「街中で言い合いになったとしたら、言葉や表情で気持ちを伝えることはできるし、第三者が仲介に入って収まることもある。だが車ではそれが難しい」

相手や他の運転手が気付かないまま、怒りや憎しみといった負の感情が高まっていくのだという。

◆巻き込まれないようにするには

では、あおり運転に巻き込まれないためにどうすればいいのだろうか。志堂寺教授は「あおられるきっかけを作らないこと」を強調する。

トラブルに巻き込まれる可能性はゼロにはできない。
「まずは自分自身が無理な運転をしないよう心がける。急な割り込みをしないなど、安全運転を心がけることがあおられない一番の方法だ」と話す。

もしあおられた場合は、すぐに気がつくことも大切だという。
あおる時間が長ければ長いほど、ヒートアップする危険性は高まり、大きな事故につながる恐れがある。
また、相手をあおり返すことは厳禁だ。口げんかが「売り言葉に買い言葉」で収まりがつかなくなるように、やり返す行為は火に油を注ぐことにつながる。

志堂寺教授は「基本的には追い抜いてもらい、どうしてもついてくるのであれば人目のある駐車場などで様子をみる。
それでも収まらない場合は、警察がいるところで解決することを心がけてほしい」と話す。

トラック運転手クソすぎだろ