保護司（ボランティア）を殺した無職男性（35）、言動がちょっと痛い

　飯塚容疑者は２０１９年６月、強盗事件で保護観察付き執行猶予判決を受け、翌７月から近くに住む新庄さんが担当保護司となり、保護観察が始まった。新庄さんとは今年４月以降に３回面接しており、新庄さんが死亡したとみられる５月２４日にも面接する予定だった。大津保護観察所によると、２人の間にトラブルは確認されていないという。
　アカウントは２２年２月に開設された。投稿や引用は連日のように行われ、今年４月までに約２万５０００件に上った。今月初め時点でのフォロワー数は４００人超。
　当初は人気声優に絡む内容が中心だったが、次第に「面倒な会社の人間関係に疲れる今日この頃です」「こーんな仕事なんて誰もやりたがらない」などと職場への不満が目立ち始めた。「仕事辞めてやった」との投稿もあり、その後も何度か仕事を変えた様子が記されていた。
　２２年８月頃からは「警察は市民を弾圧している」「裁判なんて初めから有罪ありきの茶番でしかない」などと、警察や司法などを批判する記載も増えた。
　殺人への関心を示すような過激な投稿が相次いだのは２３年夏以降。同８月に「一般人が殺人を犯せば死刑にもなり得るなんて世の中は狂っている」「願わくば殺人の自由（権力の破壊、権力による殺人の否定）を取り戻したい」と投稿されたほか、同１２月には対象を伏せ字にして「殺そうかなって妄想してる前から構想はある」と書かれていた。
　この時期には、勤務先のスーパーへの憤りのほか、社会や保護観察への不満も目立った。昨年１０月に「この社会の方が人間に不適合」、同１１〜１２月には「保護観察とか〜。全然保護しない」「保護って言葉は要注意ワード」と投稿されていた。
　その後も警察に批判的な書き込みが相次いだ。投稿は４月５日、フォローしている人気声優の投稿に返信した後で途絶えていた。

読売新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f5c23c71167e584ab756373cf97f9b70d56f5c3