？？「おいおい…あれが編入してきたお嬢様だぜ」友達「だとよ」ワイ「ふーん」

？？「恵まれた家庭に生まれて、その上優れた才能を持ち合わせているとか世の中どうなってんだー？」

お嬢様「」ﾋﾟｸｯ
お嬢様「……」ｽﾀｽﾀ

ワイ「あいつ今挙動おかしくなかったか？」

友達「あー？自分が褒められる話題を耳にしたら、誰だって挙動不審になるだろ」

ワイ「いやそういうんじゃなくてさ…」

友達「お嬢様のやつも運がいいよなー」
ワイ「な、なんだよ急に」

友達「俺らは努力すら出来ないんだぜ？努力ってのは、遺伝や才能、環境に大きく由来するらしいからな」

ワイ「そうかな？」

友達「お前は知らないんだよ。努力ってのは生まれ持っての才能を伸ばすための手段だからな。だから、『努力しよう』とか『努力で伸ばす』とか、そういう表現が誤りなんだよ」

ワイ「いやいや、たかが努力なんかで理屈こねるなよ。努力なんて誰でもできることじゃないか。足が早くなりたかったら走る練習をすればいいだろ」

友達「仮に速くなったとしても、それはもともと持っている素質なんだよ。だから努力しようがしなかろうが結果はさほど変わらない」

ワイ「ふーん、まぁでもさ…」

“あのお嬢様は結構な努力家らしいぜ(ニヤリ)“

お嬢様(少しはまともなのがいるようね)